- 【社長のひとこと】~2026年、新年を迎えて~
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「日本の展示会産業、2026年から次の10年へ」
世界展示会連盟(UFI)のCEO、Chris Skeithさんが語る展示会産業の未来像は、いま日本の展示会産業が直面している課題と、大きく重なっています。
2026年に向けて、世界の展示会産業は確実に成長軌道にあります。それは単なる回復ではなく、コロナ後の展示会が新しい価値を備え、次の時代の標準へと進化していく節目だと言えるでしょう。
日本の展示会産業にとっても、2026年は「量の回復」から「質の進化」へ踏み出す重要な年になります。
日本では今、
• 地方都市での展示会開催の広がり
• 半導体、スタートアップ、GX、食、観光、医療など成長分野との連動
• 自治体や関係省庁との連携強化
といった動きが、着実にカタチになり始めています。
展示会はもはや都市部だけのイベントではなく、地域産業を育て、地域経済を動かすエンジンとしての役割を強めています。
また、AIやデジタル技術の活用も、日本の展示会産業にとって避けて通れないテーマです。
来場者データやマッチングの高度化により、展示会は「集まる場」から「成果を生み出す場」へと進化しつつあります。
これは、出展社にとっての投資対効果を高め、日本の展示会全体の国際競争力を高めることにもつながります。
サステナビリティについても同様です。
環境対応は義務ではなく、展示会が社会から選ばれ続けるための条件です。
日本ならではの丁寧な運営力や品質管理は、次の10年において国際的な強みになり得ると感じています。
さらに、日本の展示会産業にとって重要なのは、国際化と人材育成です。
アジアを中心に展示会市場が拡大する中、日本は「開催地」としてだけでなく、
企画力・運営力・人材力を輸出できる国になる可能性を秘めています。
Chris Skeithさんは、「唯一確実なのは不確実性だ」と語っています。
だからこそ私たちは、短期的な成果にとらわれるのではなく、
10年先を見据えた展示会づくり、産業づくり、人づくりに取り組む必要があります。
展示会は、人と人をつなぎ、産業を育て、地域の未来を形づくる“触媒”です。
2026年を起点に、日本の展示会産業が次の10年を力強く歩んでいけるよう、
当社も皆で知恵を出し合い、挑戦を続けていきたいと思います。
2026年1月

